院試生活のあらまし(TOEIC編前編)
院試の英語の試験ってどんな感じ?
前回の続き.
院試の英語の試験は,TOEICやTOEFL等のスコアシートを出願時に提出させることで筆記試験の代わりとする場合が多いです.
本番一発勝負の数学や専門科目等とは違い,これらの試験は何度でも受けられるため,貴重な得点源となります.
本記事では,TOEIC対策について体験談を交えながら説明します.
※東大・京大など一部の大学院はTOEFLのスコアシートのみ受け付けていますが,私の知る限りTOEICのスコアシートが使える場合がほとんどなので,本記事ではTOEIC対策に焦点を当てています.
TOEFLとか受けたことないし
TOEICの種類について
対策について説明する前に,TOEICの種類について説明します.
IIBC(日本におけるTOEICの運営団体)のHPを見ればわかりますが,ひとえにTOEICといっても
・TOEIC Listening&Reading Test
・TOEIC Speaking&Writing Tests
・TOEIC Speaking Test
・TOEIC Bridge Test
と様々な種類があります.この中で院試に利用できるのは,
・TOEIC Listening&Reading Test(以下,単にTOEIC)
のみです.一般的にTOEICといったらこれのことを指します.後述するTOEIC-IPと比較して,公開テストと呼ばれることも.
IPにご注意
さて,TOEICの種類について説明しましたが,もう一つ注意点が.
それは,TOEIC-IPの存在.
TOEIC-IPとは,企業や大学等の団体が,その団体に所属する人のために行うTOEICのこと.申し込みが簡単,受験料が安い等のメリットもありますが,公式認定証がもらえないという最大のデメリットがあります(公式認定証の代わりに個人成績表がもらえる).
院試では,出願時に公式認定証の提出が必要なため,TOEIC-IPのスコアは残念ながら使えません.※内部進学の時は使えることもあるようです.
TOEIC対策を始めた時点での英語力
院試のためにTOEICの勉強を始めたのが,学部3年の10月.その時点でのスコアは645点.院試に使うスコアとしては「まぁ悪くはないかな」といった点数です.しかしこのスコアには問題がありました.
このスコア,公開テストで取ったものではなく,
先述のTOEIC-IPで獲得したスコアだったのです.
さぁ,どうするどうなる!?
後半へ続く(キートン山田)