一般通過人の通過記録

主に院試について話す気まぐれブログ

院試生活のあらまし(進学決意編)

さて,まずは進学を検討するところから説明しよう.

  • 大学院進学をきめたのはいつ?
    学部に入学した時点で,大学院についてある程度は考えていた.その割には勉強しなかった
    大学院進学を決めたのは学部3年の夏休み.その時に参加していたインターンがきっかけだった.院卒の社員の方に,「大学院での経験が仕事に役立つから,少しでも進学を考えているならぜひ進学しなさい」といわれたことで決心がついたように思う.

 

  • 内部進学or外部進学?
    進学を決めたら,次に進学先を考えなくてはならない.大学院進学の場合,大きく分けて二つのルートが考えられえる.
    一つ目は,現在在学している大学の大学院に内部進学することだ.

    内部進学する場合,
    ・(研究室を変えなければ)B4~M2で一貫した研究ができる.また,同じ環境,メンバで研究をすることができるため,進学後の負担も少なそうだ.反面,興味の無い研究室や黒い研究室に配属になってしまうと…

    ・学部の成績によっては,推薦入試(「A日程」などと呼ばれる口頭試問のみの入試)が受けられるため,院試の勉強がほぼ不要となる.基本的には内部生が推薦入試に落ちることはないため,お気楽である.ごく稀に落ちるそうだが,その場合は一般入試をうけるか,就職することになる.尚,推薦入試に合格した場合,辞退することはできないので注意しよう.

    といった特徴がある.

    もう一つのルートは,他大の大学院を受験し,外部進学するというものだ.外部進学の場合,
    ・研究室が変わるため,メンバや研究設備,研究室のルールに慣れるのに多少時間がかかる.反面,自大に興味のある研究室が無かった場合,外部進学によって興味のある研究室に入ることができる.

    ・学部時代と別の分野の研究室に進学した場合,その分野について基礎から勉強しなければならない.

    ・内部進学とは違い,基本的に推薦入試は無い.一部の大学では外部生にも推薦枠がある場合があるが,首席レベルの成績がないと推薦入試を受けることはできない.よってほとんどの学生は筆記試験に向けて勉強することになる.これがつらい.

    ・大学受験に失敗し,下位志望の大学に進学をした場合,「大学受験で偏差値の高い」もしくは「有名な」大学院に進学すれば,自尊心を満たせるほか,就職や結婚(?)に有利になる場合がある.

    というのが特徴だ.
    どちらも一長一短なので,「何のために大学院に行くのか」をはっきりさせることが重要だろう.

    私が外部進学を決意したのが,学部3年の9月末.英語の勉強や情報収集にかかる時間を考えると,遅くとも学部3年の12月までには進路を決めないといけないのではないだろうか.